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第参回天下一カウボーイ大会対談 古川享 x 遠藤諭 x 清水亮:魂を継ぐものたち

古川さんがお元気そうで何よりです。

天下一カウボーイ大会

第参回天下一カウボーイ大会対談 古川享 x 遠藤諭 x 清水亮:魂を継ぐものたち・その1

Androidがいいと思うって言うのは、別に電話として面白いっていうわけじゃなくて、そういう風にあらゆるデバイスをインテリジェント化して、友達とか、家族とか、仕事の仲間とかの間で情報を共有したりとか、「繋がってる」っていう意識を高めたりとかっていうことが、今よりずっと簡単にできるようになる。

Androidは今は電話機のOSとして見られているけど、実際にはもっと幅広い使われる可能性がある。Google WAVE等との組み合わせによる広い意味でのコミュニケーション・データコンシューマプラットフォームとしての可能性について考えておいた方がいい。逆説的に広い範囲をターゲットにしていたはずなのに、電話機の中に押し込められてしまったWindows CEについて何故そうなったのか調査検討してみるのもいいかもしれない。あと、Androidにせよ、Windows CEにしろ、それらがデータを消費する装置で基本的に作り出さない装置であることも注目しておきたい。確かにAndroidでビデオ撮影して、一次データは作るかもしれないが、それを編集し、ストリーミング形式にするのはPCか、クラウドの向こう側のサービスになるはずだ。(Google的には当然後者だけだ)

まぁ米国法務省の反トラスト法ターゲットみたいなものを含めていろいろなポジションがマイクロソフトからグーグルに移って、マイクロソフトがIBMポジションに移行しつつあるのはおもしろい。

このポジションの入れ替わりは2年前と4年前とも意見があるけどどうだろう。ぼくはHailstormの発表時だと思っている。HailStormにはIBMがオープンシステムに対抗する形で出してきたSAAと同じ臭いがするっていうのがその根拠。(今となってはだけど)

最近のOsloなんて(ry

誰かにね、「アスキーの時代って、トキワ荘だったんですね」って言われたことがあってさ。夢だけをもって上京して一つ屋根の下で同じ釜の飯を食って、後で気がついてみれば有名になったあの人は昔隣にいた、みたいなところがさ、「トキワ荘と同じですね」って。

これはトキワ荘がその時代だから成り立ったのと同じで、おそらくこのタイミングでなければアスキーは存在し得ないのではなかったのだろうか。今はアスキー的な何かをこの国で作っていくのは非常に難しいと思う。

まぁアスキーが無くなってからこの国のこの業界もいろいろつまらなくなってきたのは確かだな。

通しでの感想まとめると古川さんは古川さんでしたって事になってしまうのだけど、この人を霞ませるぐらいのパワーを持った後ろに続く人が出てきてない事は非常に残念というか、いい加減ASCII伝説が忘れ去られて、別の成功伝説が出てこないとこの国やばいよね。ASCIIも本当に成功したかどうかわかんないんだし。

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