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「D」言語

Microsoft declares its modeling love with a new language, ‘D’ | All about Microsoft | ZDNet.com

マイクロソフトがエンタープライズアプリケーションもしくはSaaS、マイクロソフト的に言うのならSoftware + Serviceのプラットホームとしている開発しているOsloで使用するワークフロー(と言うよりビジネスコラボレーションとでも行った方が適切だろう)やビジネスロジック記述用のDSLとして「D」という言語を開発しているようだ。「D」はおそらく現状のWFより粒度の高いレベルでのワークフロー、ビジネスロジック記述、サービス定義をするための言語となるはずで、ZDNetの記事によれば、WFと同じくXAMLベースの宣言型プログラミング言語となるようだ。ちなみにXAMLはWPFでのUI記述言語と思われる方も多いと思うが、実際には汎用的な宣言型プログラミング環境だと思っていた方がこれからは無難だ。

すでにこの分野で仕事をしている人たちからみれば、どうして業界標準になりつつある、BPMLBPEL4WSでないんだと言うことになると思う。MSとってそれではだめな理由としては、それがマイクロソフト技術ではないからというのもあるかもしれないが、まずそれらが複雑で簡単の記述できないと言うことがまずある。(ツール支援は当然あるし、必要だが、何かが不十分だと考えていると思う)次に考えられるのは、「D」がカバーしている範囲がそれらの扱う範囲以上だと言うことだろう。BPEL4WSやBPMLとの何らかの相互運用性は必要だとは思うが、Osloの世界でみてみると、BPMLはWFで、BPEL4WSはWF+WCFでやるべきことのように思う。

むやみやたらに言語を増やしてという向きもあるかもしれないが、言語には向き不向きもあるのだし、対象領域の粒度が違えばそれにあった言語もあるべきだし、何よりも将来へ向けたチャレンジが必要だろう。

また、「D」言語、あるいはOsloは今後OPC UAにも大きな影響を与えるはずだ。

10月の終わりにあるPDCが楽しみだ。

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