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モジラ・ファウンデーション、マイクロソフトの開発協力を受け入れへ

モジラ、マイクロソフトの開発協力を受け入れへ – CNET Japan
一部で勝った負けたで盛り上がっているみたいだけど、これはどっちが勝った、負けたという話ではなくて、マイクロソフトにとっては純粋に商売上の話だし、モジラ・ファウンデーションにとってもメリットがあるから、MSの申し出うけるってだけの話だよね。
そもそもプラットフォームベンダーたるマイクロソフトにとっては自分たちが商品として提供するプラットフォーム製品である、Windows Vistaにおいてしっかりと動作し、そして出来ればVistaの新機能を使うアプリケーションソフトウェアが1つでも多くなればなるほど、プラットフォーム製品としての魅力が増すわけで、モジラ・ファウンデーションにちょっとぐらいリソースを使っても、全く問題ないどころか、大変有効な投資になる。Webブラウザは今でもPCのキラーアプリだ。
次に、現在マイクロソフトはSaaS企業「にも」なろうとしており、SaaSとしては特定のWebブラウザでしか動かないサービスは、ユーザーにとっての魅力が下がり、サービスとしての商品価値が低くなってしまう。したがって、この点でもモジラ・ファウンデーションとのチャンネルを作っておいた方が得策だ。
それにCSSやScriptなどの標準化等での両者の強調は必要だし、反目しあっていてもお互いのユーザーに対してデメリットしか与えないし、その結果お互いの収益にも悪い結果を出す。(モジラ・ファウンデーション非営利団体だとは言っても運営費は必要だ。沢山必要だ。)
ということで、両者はそれなりにWin-Winな関係を築けそうであり、ユーザーにとってもデメリットはないんじゃないかな。技術者がいまだにブラウザ戦争なんて幻想持っていたとしたら、賢い奴らに足下すくわれちゃうよ。
個人的にはCSSの解釈だけでも、はやいとこ統一してくれないかなとか、ECMA Scriptの改訂標準の対応は皆さんどうするおつもりで、特にMSさんはどうするおつもりでとか、このまま両者の関係がうまくいって解決してくれないかなと思う。

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