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全世界のパブリッククラウドで使用されている電力量は日本と同じ?

Discover Day Two: The Future Is Now—The Machine from HP | HP Next.

パブリッククラウドの進展は莫大なデータの増加と、それを処理するための計算機の増加は疑いようがありません。HPのこのサイトの以下のビデオよれば、現在全世界のパブリッククラウドで消費される電力は日本の総電力と同じ。つまり、今のままこのペースで計算機と計算能力、ストレージを増やし続けていくことは、エネルギーの面で不可能になってきます。少なくともHPはそう考え、エネルギーと処理のバランスを考え、エネルギーを使わない計算機を目指すと。この前発表されたThe Machineの背景的な説明になっています。

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2012年度で1年間の総発電電力量は主要電力会社と電源開発を合わせて約9408億kWhです。景気の波でだいぶ変わりますが、だいたい1兆kWhを下回ると思っていただいて良いと思います。これだけの電力量がパブリッククラウドで使用されているとHPは言っているわけです。

私個人としては、本当かよという疑問と、そうかもなという気持ち、これだけの電力をITCだけで使っているとは正直なところ考えたくない気持ちもあります。

どちらにせよ、予測されるデータと計算量の爆発にこのままではエネルギーの面でも立ち向かえないのは明らかですし、当然営利を得る手段として、パブリッククラウドを事業として行っている以上、パブリッククラウド事業者にとっても、競争に負けない規模拡大が出来るか、事業を継続していけるようエネルギーコストを抑えられるかという点で、エネルギーの問題は死活問題と言って良いでしょう。

恐らく、大規模ハードウェアベンダー、OS, ミドルウェアベンダーとして、HPの方向性は正しい。

だがそれは、我々にとっての喜ぶべき方向性なのか、ソフトウェア技術者にとっての明るい未来なのかは考える必要がある。

場合によってはフリーランチがなくなるどころでは無い未来かもしれないんだから。

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