「Linux/OSS」カテゴリーアーカイブ

WLinux

by methodshop .comWindows 10には、Linux向けのバイナリプログラムをWindows 10やWindows Serverで実行する互換レイヤー「Windows Sub

情報源: Windows 10での実行に最適化されたLinuxディストリビューション「WLinux」が登場 – GIGAZINE

有料ですが、WSLへの最適化を謳うDebianベースのディストリビューションが登場したようです。

WLinux | A Linux distro optimized for WSL based on Debian.

WSL上のUbuntuのアップデートとストア公開バージョン更新について

情報源: A Guide to Upgrading your Ubuntu App’s Release – Windows Command Line Tools For Developers

Ubuntu 18.04 LTSのポイントリリースが7月末予定されているため、それに向けた準備について書かれています。

現状Microsoft StoreにはUbuntuの3種類のディストリビューションが用意されており、「Ubuntu」、「Ubuntu 16.04」、「Ubuntu 18.04」で、このうちバージョンナンバーのない「Ubuntu」はストア上ではポイントリリース後16.04から18.04に変更されます。

ストアが更新されても、既インストール済みのディストリビューションが自動的に更新されることはないので、既にインストール済みのユーザーは、Ubuntuのポイントリリース後、通常のUbuntuと同じく以下のコマンドにてディストリビューションのアップデートを行う事が可能です。(アップグレード可能なのが、ポイントリリース後である事に注してください。)

Azure Sphere IoTデバイス向けの総合的なセキュリティソリューション

情報源: Microsoft introduces Azure Sphere to enable highly secured IoT devices – MSPoweruser

RSAカンファレンスでMicrosoftがIoTのエッジデバイス向けの総合的なセキュリティソリューションとしてAzure Sphereを発表しました。

Azure Sphereは大きく以下の3つの要素から構成されていおり、専用のMCU(マクロコントロールユニット, ようはSoCチップ)と専用OS、AzureとMicrosoft 365に依存しています。IoTのエッジデバイスにこのMCUとOSを搭載する事でAzure, Microsoft 365をベースとしたIoTエッジデバイス向けの総合的なセキュリティ管理のプラットフォームを得ることができます。

Azure Sphere certified microcontrollers (MCUs)

マイクロソフトのセキュリティ技術と接続性を備えたリアルタイムプロセッサとアプリケーションプロセッサの両方を組み合わせた新しいクロスオーバークラスのMCUです。 各チップには、この新しいクラスのMCUとそのPowerを確保するために、Xboxの15年の経験と学習からインスパイアされたマイクロソフトのカスタムシリコンセキュリティテクノロジが含まれています。

Azure Sphere OS

このOSは、卓越したセキュリティと俊敏性を提供する目的で構築されています。 今日のMCUに共通するRTOSとは異なり、当社の多層防御IoT OSは複数のセキュリティ層を提供します。 Windowsで開発されたセキュリティ革新、セキュリティモニター、カスタムLinuxカーネルを組み合わせて、高度に保護されたソフトウェア環境と新しいIoTエクスペリエンスのための信頼できるプラットフォームを構築します。

Windows IoTのフットプリントの大きさから、搭載できるレベルのMCUに制限があった事から、より小さいパワーの無いMCUでも動作できるように新しいOSが開発された物と思われます。台湾のMediaTekは1チップ$10以下でこのMCUが提供できると考えているようです。(ただ個人的にはそれでも高いと思う)

Azure Sphere Security Service

すべてのAzure Sphereデバイスを保護するターンキーのクラウドサービス。 証明書ベースの認証によるデバイス間およびデバイス間の信頼関係の仲介、オンライン障害報告によるAzure Sphereエコシステム全体の新たなセキュリティ脅威の検出、ソフトウェア更新によるセキュリティの更新などが含まれます。 これは、マイクロソフトが何十年にもわたり、自社のデバイスとデータをクラウドからMCU搭載のデバイスに保護するという実績に裏付けされた厳密さとスケールをもたらします。

感想

MSはIoTに関してよりパワーのあるデバイスであるIoTゲートウェイを経由して、このAzure Shprerが対象とするようなデバイスアクセスのシナリオをAzureで提供してきましたが、今回はより踏み込んで本当のIoTデバイスを直接クラウドにつなげるとともにそれへのセキュリティと管理のための機能を提供する事にしたようです。ただ、MCUのコストが$10程度と言う事なので、IoTデバイスと言っても最終製品の単価が数百ドル以上の製品に限られてくると考えられます。また、メーカーサイドやソリューション提供側としてもセキュリティ・管理ソリューションの使用コストをどう回収するか、ビジネスモデルとしては難しい戦略が必要になります。

WSLへのLinuxディストリビューションのパッケージングとサイドローディングによるインストール

情報源: Open Sourcing a WSL Sample for Linux Distribution Maintainers and Sideloading Custom Linux Distributions – Windows Command Line Tools For Developers

サイドローディングと言う用語

Windows 10では基本的にMicrosoftストアストア経由でUWPアプリとしてLinuxディストリビューションをWSLにインストールしますが、Microsoftストアを経由せずにUWPアプリとしてパッケージングされたLinuxディストリビューションをWSLにインストールする事をサイドローディングとして呼称しています。

Linuxディストリビューションメンテナ向けのWSLサンプル

GitHubにてLinuxディストリビューションメンテナ向けのWSLディストリパッケージのサンプルが公開されています。

https://github.com/Microsoft/WSL-DistroLauncher

このサンプルを元にする事で、ディストリビューションメンテナがMicrostore用のWSLディストリパッケージを作成し、ソフトウェア開発者がサイドロード用のカスタムLinuxディストリビューションを作成する事ができます。

多くのLinuxディストリビューションはオープンソースソフトウェアに完全に依存していることがわかっているので、WSLをOSSコミュニティに近づけたいとMSは考えています。このプロジェクトをオープンソース化することでコミュニティの関与を促進し、お気に入りのディストリビューションをMicrosoft StoreにもたらすことをMicrosoftとしては願っているようです。

ライセンスはMIT。

カスタムLinuxディストリビューションパッケージのサイドロード

カスタムLinuxディストリビューションをパーソナルマシン上でサイドロードするアプリケーションとして作成することができます。配布管理者として提出しない限り、カスタムパッケージはMicrosoft Storeを通じて配布されませんのでご注意が必要です。

マシンをサイドロードするようにマシンを設定するには、 設定アプリの「開発者向け」の設定で、開発者モードを選択するかアプリのサイドローディングを選択します。

Linux ディストロメンテナの場合

作成したディストロパッケージをストアに提出するには、Microsoftと協力して出版承認を受ける必要があります。あなたが作成したディストリビューションをMicrosoft Storeに追加することに関心があるLinuxディストリビューターの場合は、wslpartners@microsoft.comまでご連絡して欲しいとの事です。

フィードバック

GitHubのissueを使用するほかに、#WSLのハッシュタグを付けて @tara_msftと@benhillisに、カスタムで作成したWSL向けディストリパッケージの使用方法や使用理由をフィードバックして欲しいとの事。

感想

MSから声がかかっていないディストリビューションの方々はどうやってWSL向けにパッケージングするんだという感じでしたが、一応これで自分たちでパッケージングする道が一応開けた事になります。ユーザーにサイドロードしてもらう事でMSストアを経由しない配布も事実上可能になりました。自力で何とかしてしまっている猛者がいる事は処置していますが、より多くのユーザーの手に届けるにはUWPとしてパッケージ化して、できればストアから配布されるのようにするのが良いと思います。