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OPCよ汝は何処へ1

ということで、OPCの将来について、これから少しずつでも書いていこうかと。

とりあえず現状のOPCを整理してみます。

現状のOPCはDCOMのカスタムインターフェイスとして、アプリケーション間のインターフェイスを規定したものです。このようなインターフェイスを規定するメリットとしては、異なるアプリケーション間でもこのインターフェイス規約(あるいは契約)を守ることで、相互接続性(インターオペィラビリティ)を確保することができます。デメリットとしては、ここではDCOMという特定のコンポーネントアーキテクチャに縛られてしまうため、他のプラットフォームや、コンポーネント技術たとえばJavaへの展開や、それらを使用したソフトウェアシステムとの相互接続性というのは失われます。また、コンポーネントアーキテクチャは永遠ではなく、賞味期限付きのものであるのでいつかは廃れてしまい、市場の中での影響力を失ってしまいます。つまり、特定のコンポーネントアーキテクチャに依存してしまうことによって、インターフェイス規約自身がそれと市場の中での寿命を同じにしてしまうのです。

そして今、DCOMの市場内、あるいはMSの中での位置づけが、相対的に下がりつつあり、従ってOPCの位置づけも下がりつつあると考えます。少なくともWindows上でのコンポーネントアーキテクチャが、DCOMから.net Frameworkに移行しつつるので現状のOPCではない何かが必要になっていると思います。

その何かが何であるのかを考えていこうと思います。

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