Tech Ed 2004 Yokohama 1日目 午後

午後は10周年記念のスペシャルセッションを聴講。要点をまとめておきます。

L4-S001 マイクロソフトのコンポーネント技術はどう変わってきたか。

マイクロソフトの技術は、不連続に積み重なったものではなく、連続性をもって変化してきたものである。OLE→COM→DCOM→COM+→.NET
ソフトウェアの歴史は抽象化の歴史である。
抽象化により問題の複雑さは隠蔽され、管理可能となる。ただしこれは問題を再定義しただけであり、ある特定の状態では隠されたはずの問題が表ざたになることがある。そうした場合、抽象化に何が再定義されたかを理解していないと問題解決のたどり着けないかもしれない。
変化の予見性、リスクをどう扱うか?変化に対する柔軟性を与える技術はあるが、それは変化に対する予見性や、リスクの確認があればこそ。なんでも対応できるわけではない。
ドメイン(システム化の対象)に対する世界観、視点を確立した上でのシステムの構築、技術の選定。
ドメインに対する関心の分離、そのひとつとしてのアスペクト指向。
インターネット時代は、古くて貴重な情報を得るには逆に困難。

L4-S02マイクロソフトデータアクセス戦略

ADO時代のデータアクセスの考え方は基本的に現状のADO.NETでも有効である。
データコンシューマから、実際のデータストアの物理的な構造を隠蔽するためにデータオブジェクトが必要である。
#マーティンファウラーの著書等からここら辺は再定義が必要かも。

L4-S03 マイクロソフトにおけるユーザインターフェイステクノロジの今昔

ASPでも現在のASP.NETでも基本的には同じ問題点を抱えており、ユーザーインターフェイス、ビジネスロジック、データオブジェクトの分離と、それらの祖結合は必要である。ASPやASP.NETのページスクリプトにいきなりデータアクセスロジックや、ビジネスロジックを書いていくのは間違いである。
必ずしもWebアプリケーションは万能ではない。基本的にそのUIは使いにくいものとなる。
今後のアプリケーション開発においては、エンドユーザーの利用状況に合わせて、Windowsフォームで作成したアプリケーションや、Webアプリケーションを使い分けていく必要がある。ただしそれはすべてを作り直すことと同じではない。アプリケーションが正しく各層に分離されていれば、大きな変更にはならない。
結局のところ開発者が何がユーザにとって正しいことなのかを考え、適切に設計することである。

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