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Microsoft Dave Probert 氏の Windows Kernel に関する講演会

Microsoft Dave Probert 氏の Windows Kernel に関する講演会
– 登 大遊@筑波大学情報学類の SoftEther VPN 日記

が、あったらしい。当然濃ゆい講演であったことは間違いない。
夕食時のQ&Aが面白い。

[質問] 講義では、「HAL」のことを「Hardware Adaptation Layer」と言っているが、Windows DDK や Internal Windows 本では「Hardware Abstruction Layer」と書かれている。これはどちらが正しいのか?

Hardware Adaptation Layer が正しいはずである。Hardware Abstruction Layer はミステイクだと思う。

ちょんと脳内記憶を変換しておかないといけないな。

[質問] 将来的に、MSIL (.NET の中間言語) を Windows カーネル内で使用することができるようになるか?

将来はそうなるかも知れない。現時点では難しい。そのプロジェクトはあったが、いくつかの問題にぶつかった。(確か、ガベッジコレクションが安全上の問題を引き起こすとか、そういう話)

うんむ。ただ、いまのCLRはNTで言うExecutive LayerとWin32 Subsystemの部分が混ぜこぜなので、仮にGCの問題が解決しても、そのままでは難しいかもしれない。

[質問] Windows カーネルをプログラミングするとき、どのようなテキストエディタを使っているか?

vim を使っている。

正しい。非常に正しいエディタのチョイスだ。

[質問] では、Visual SourceSafe などは使っていないのか?

Visual SourceSafe は使わない。あれはビギナー (初心者) 向けのソフトだ。

がーーーーん。ヘヴィに使ってますがな。。薄々気づいてたけど。
MSはやっぱりCMSに限らず、オリジナルのツールがいっぱいあるんだろうな。仮にTFSにしてもたぶん大幅に劣化したものになっているんだろう。もっとも1プロジェクト数千万行のレベルでコードを管理する必要があるところと、1プロジェクトデスクトップアプリケーション数本の規模では必要なツールも違うよね。
まぁこういう人がこういう濃い講演を日本で沢山してくれると日本の状況も変わっていくかな。なんて言うか、いくら役人があれこれ行ったところで、身近にお手本もいないのに無理って思わない?このBlogとか、昨日のヘルスバーグの講演に参加したりして、すごくそうもう。
TechEdも最初(97年)に参加した頃は外国人講師の濃い講演(Inside Windowsの中の人のハッキング講座とか)があったのだけど、最近はそういうのも減ったし。日本語でわかりやすいんだけど濃さが足りない。とはいっても萩原さんとか、荒井さんとかのセッションは相変わらず濃いですけどね。
なんかMDCの感想みたいになってきた。

コメント

  1. 管理人 より:

    そういえば昨日のmsdnオフラインもすごく若そうな人は少なかったような。ヘルスバーグがSpokeのメンバーとかと話す機会はあったんだろうか。

  2. 河端善博 より:

    濃いセッションも、ぜひ日本で開催されるようにしていきたいですね。WWF, WPF が狙い通りとなれば、かなり濃いセッションが必要になるはず。もちろん、LINQ も。

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