シリコンバレーの「何が」凄いのか (Leanについて)

スライドと著者の著作を読んでいただくとして、若干個人的なメモ的な意味でスライドの補足を。

日本の創業者経営者が引退し、サラリーマン経営者が経営に付き始めたのがちょうどバブルの前頃で、ジャパンアズナンバーワンなどが出版され、日本の経営に誇りを持って安心していた頃、米国では日本風の経営や仕事の進め方をどう合理的にして取り入れるか研究が始められ、今まで実践されてきました。そのキーワードの一つが”Lean”です。これの元はトヨタの生産管理方式であることなのは事実ですが、特にそれをよく知る日本人がそれにとらわれすぎると判断や理解を誤ります。”Lean”自体はもっと広範で抽象化された概念なので、日本人はまずトヨタ生産方式と”Lean”の結びつきを無視するところから始め、新しい概念として『リーン』を学習していく必要があります。はじめはそれぐらい違う物だと理解してください。

日本の製造業、特に自動車産業は完全に曲がり角に来ていて、欧州勢特にドイツでは産官学が強調して日本の自動車会社を蹴落としに来ています。こうした中、日本の自動車産業が生き残っていくには自分たちが種を蒔いた『リーン』をもう一度逆輸入して種をまき直す必要があるように思えます。また、これは自動車産業に限りません。広く製造業、サービス業、そして行政にも関わってきます。