ジャストシステム浮川社長、「2006年はxfyの年に」
私は、XML関連製品や技術を扱う会社・団体は、XMLデータを構造化データとして扱う流派と、ドキュメントとして扱う流派に大きく分かれると思っていたりします。
マイクロソフト・IBM・Oracleは前者で、マイクロソフトのInfopathはそれをよく表していると思います。一方ドキュメントとして扱う派は、コンピュータ業界というよりも、印刷・出版を扱うようなところが多く、今までSGMLに対しコミットしてきたようなグループです。Adobeもどちらかというと、こちらよりな姿勢がみれます。
ジャストシステムのxfyはテクノロジーとしては、追加するプラグインによってそのどちらとしてもXMLを扱えるようになっているように考えられますが、現状提供されているツールは明らかにドキュメントとしてXMLを扱う派に属するツールです。会社創立以来ドキュメントプロセッシングに携わってきた企業ならではのツールだと思います。
xfyを初めてさわったときに、マイクロソフトのInfopathとジャストシステムのxfyは両社の会社としてのXMLに対する姿勢をよく表していて、おもしろいなぁと思いました。そのxfyもIBMとの提携により、より広範囲なXMLデータを扱うためのツールとなっていくようです。
皆さんも日頃特定企業、団体のツールやフレームワークばかり使っているなら、たまには視線を変えて、他社のツールを使ってみるのもおもしろいかもしれませんよ。
コメント