ホロニック生産システム―人・機械・システムが柔軟に「強調」する次世代のモノづくり
HMSコンソーシアム編
日本プラントメンテナンス協会発行
ISBN:4-88956-260-5
今日、偶然ジュンク堂で見つけ購入しました。
A・ケストラーのホラーキの考え方を取り入れた、自立分散型の生産制御システムについて書かれた本。本の内容はバリバリの工学書と言うよりは、ビジネス書のスタイルで、その分わかりやすくこのホロニック生産システムについて説明されています。ソフトウェアシステムでは数年前に古山氏がTechEdで分散システムの設計にホラーキの考え方を取り入れることを提唱されていますが、制御の業界(この場合には主にロボットの業界)で実際にホラーキに基づく生産システムの技術開発が行われていることを知りませんでした。恥ずかしい限りです。
現状はすでに業界・学会での共同研究プロジェクトは2003年で終了してしまっているようですが、今では花が咲き実が付いていることでしょう。
A・ケストラーと言えばこちら
科学を捨て、神秘へと向かう理性
にインタビューが乗っています。
またソフトウェアシステムに対してのホラーキの応用については古山氏のサイト
かるばどすほふ.資料室:
http://www.calvadoshof.com/Special/index.html
が大変参考になると思います。
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