@IT:オブジェクト指向の世界(13)
T字型ER図のように「モノ」「コト」にクラス分けて分析していく方法。後は関連クラスを使っても良いよねという提案。関連クラスはコトに当たる。
僕も関連クラスは好き。具体的にモノからモノにコトを届けるというような感じで身体的な感覚で捉えることが出来るからだ。たいていのビジネスアプリケーションではコトは伝票となっている場合がほとんどなので、よけい理解しやすい。たとえば購買の山田さんが、支払伝票を経理の石川さんに持って行くという実際の人間系のシステムを電算化することを考えれば、すごくわかりやすいんじゃないかなぁと思う。これはすごくわかりやすい例だけど、実際にはもっと複雑にはなるよね。
だけど実際のホワイトワーカーの「仕事」は右から流れてきた伝票を目の前に簿記に転記する、あるいは簿記の内容を伝票に転記して右に回す、もしくは単純に伝票をそのまま右に流すか、複写してそれを複数の宛先に届けることが基本だから、このモノ(簿記)・コト(伝票)って言う考え方はすごくビジネスアプリケーション向きだと思う。
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