Designing Interfaces Jenifer Tidwell Oreilly & Associates Inc 2005-11 |
コンピュータソフトウェアのユーザーインターフェイス(UI)をパタンランゲージ化しようとする試みたのが上の本だ。各パタンはWebサイトでも公開されている。
コンピュータソフトウェアのユーザーインターフェイスはそれなりにパターンがあることはみんな気付いているだろうし、アランクーパーのAbout The Faceでもパターンとしていくつか紹介されているが、パタンランゲージのフォーマットでまとめられた物はなかったともう。基本的にXerox PARCでAltoが登場してプルダウンメニューとデスクトップのメタファが発明されて以降、Appleが何を言おうと実際にはそれほど画期的なUI革命なる物は起きていないと僕は考えている。したがって、もうそろそろコンピュータソフトウェアのUIに対する集合知がパタンランゲージとしてまとめられても良いころだ。
UIの善し悪しはセンスの一言で片付けられたりもするが、UI設計者(大抵はソフトウェア開発者が兼務してしまう)が、実際にはそのソフトウェアの使用者に対する想像力が足りないことと、そのための訓練を怠っていることで使いにくいUIになってしまっている。(その辺はThe Inmates Are Running the Asylumを読まれると良いと思う。翻訳)
UIのパタンをパタンランゲージのフォーマットでまとめることで、何時どのようなときにそのUIパタンを使うべきなのか、そのUIパターンを使うことでの副作用が何かを把握しやすくなる。したがって、これをUI設計に関わる者が参照することで、良いユーザーインタフェイスを持ったコンピュータソフトウェアが増えると良いな思う。オライリーさんが翻訳本をいち早く出してくれることを願おう。というよりも翻訳待たずに買え>おれ。
元ネタ:平々毎々
コメント
Designing Interfacesの翻訳が出る
以前紹介したDesigning Interfacesの翻訳がオライリー…