The First Virtue : レイヤーアーキテクチャはSOAでも有効か
以上の現状から、SOAの実装は、一部のレガシーラッピングを除き、レイヤーアーキテクチャを前提としているといっても過言ではありません。
さて、それではSOAの実行を最適にするアーキテクチャはレイヤーアーキテクチャかと言えるでしょうか?
答えはNoです。
レイヤー・アーキテクチャは最適ではないようです。
それではどうすべきでしょうか。ここでは、2つの問題があります。
- SOAPで転送されるメッセージは帳票の一種であって、複数データの組み合わせからなる半構造化データであること。したがって、そのメッセージを受信処理するアプリケーション(コンポーネントや他のサービスを含む)も1つとは限らず、一般には複数からなること。
- サービスによるシステムの分割は、特に更新系の場合、マスターデータの配置の問題を解決する必要があること。”one fact in one place”の原則から論理的に単一箇所で管理すべきマスターデータを、サービスに物理的にどのようにパーティショニングすべきかを考える必要があること。
この2つを同時に解決するための新しい設計法が必要です。
どうでも良いのですが駄反応的に電文って言葉を思い出しました。
次回期待。
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