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今でこそ10年は気の遠くなる年月だけど

プログラマ -> エンジニア -> プロジェクトマネージャ – Nothing ventured, nothing gained.

だいぶトーンは違うが、それでも、皆が皆、マネージメントに興味があると考えているように思う。それってどうなんだろう。それとやはり10年という期間を出してしまうスピード感が時代錯誤な気がする。

まぁあとはPC中心のオープンシステムになってからとそれ以前とのイノベーションスピードの違いがある。ある意味それ以前の計算機のイノベーションスピードとはIBMのモデルチェンジそのものだったし、国内では、第一次、二次といわれたようなオンラインシステムの更新周期だったかもしれない。いずれにせよPCが登場し、それが企業に入ると同時に大衆向けの消費財になっていく課程で、イノベーションスピードが大きく変わってきていると思う。

従って、PCやUnixが本格的に登場する前の時代、80年代ぐらいまでの時代に対してしかリアルな現場経験を持たない人間にとって、10年は納得いく年月なんだろう。

今は当然そんな悠長なことは行ってられないんだけど、まぁたぶんその感覚はないだろうね。

悠長なこと言ってられないっていうのは、おそらく座の前に座ったお父さんたちは学校を出た後プログラミング言語として一つか二つの言語を覚えておけば35歳の定年(W)までに必要なプログラムを書けた。しかし、いま22歳でプログラマとして入場してきた人間は、35歳までにいったいいくつのプログラム言語を覚え、何十種類のフレームワークを覚え、開発のためのパラダイムをいくつ自分に追加しなければならないんだろう。その間にマネージメントの勉強をする時間なんてあるんだろうか。現実的にマネージメントはキャリアパスではなくなるし、だいたいそんな人間にマネージメントなどしてほしくない。

イノベーションのステップアップと、専門職の細分化はIT業界だって変わらない。(ITSSをみよ)むしろそのステップアップが他より早い分極単にくる。座の前に座ったお父さんたちがほしがるゼネラリストなど幻想に過ぎない。いるように見えてもそいつはどっちつかずの中途半端な自称エンジニアだろう。

ああ、でもそう言う自称エンジニアがほしいのか。

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