当事者の最たる代表であろう高校PTA会長のインタビュー。非常に冷静に現状を捉えている議論だと思う。
高校PTA会長がネット規制法案に反対する理由 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS
強制的で過剰な規制は確かに学生のリテラシーを下げ、その規制が突然無くなったときに大きく危険だというのは的を射ている。
結局、行政がいいきっかけを得たとばかりに検閲の甘い誘惑に負けただけじゃないのか。もしくは公安業務上ネットに対してうまく適応できないため、その手段を構築する仕掛けを作りたいとか。
結局子供を守るという誰もが反対しにくい理由で、世論醸造を行い不必要な権力強化を狙ってるいるのがこの国のエスタブリッシュメントの一部にいるということだろう。誰もが反対しにくい理由で何か無理矢理通そうというのは、この国ではよく見られる戦前戦中戦後と何度も繰り返されてきているスキームだ。
国家治安や防諜を目的として、ネットに対する監視を強めたいなら、正々堂々とそれを理由に立法化し、議論をすればいいのだ。
また、このような議論が、大手新聞系媒体で常に行政側に立つのもこの国の伝統か?この国のマスコミは検閲に対して反対すらしないのか。太平洋戦争で、政府のプロパガンダに自分たちをおとしめたことに反省すらしてないのか。
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