前半の言語自身の解説が必要かどうか疑問。というか、個々の文章の端々から著者がC#自身が嫌いなのが伝わってきます。
後半はGOFのパターンの説明になるのですが、各パターンを説明する例題がGUIアプリなので、余計なコードが多くて、パターンの説明用例題としては不適切な感じがする。また、書籍内に例題すべてのコードがあるわけではなく、必ず付属CD-ROM内のコードを参照する必要があり、CD-ROMのコードを参照しようとする段階で思考がとぎれてしまい集中できないので、その点もマイナス。
正直、C#自身については別の書籍で勉強して、デザインパターンについてはGOF本か、結城氏の本を参考に書籍内のコードを自分でC#に修正していくやり方で学習した方が良いと思う。
あえておすすめはしない。
C#デザインパターン
James W. Cooper著 トップスタジオ訳
日経BP発行
ISBN4-8222-8169-8
コメント