現状日本人著者による日本語のGitに関する書籍としてはベストだと思う。ただ、もう少し分散リポジトリ、やソフトウェア構成管理自体の思想は補強した方が良いと思うので、入門GitやPro Git(Apress, 洋書)を読んで保管した方が良いと思う。
Gitは難しく感じるという声もあるが、その感じる難しさはおそらくGit自体の難しさよりSCM、特に分散型SCMの必要性や、それへの理解が不十分であることが原因であって、それを理解した後はGitは合理的に思えてくると思う。(ま、簡単とも言わないけど。)
この本はその思想の部分については深く彫り込まないが、Gitの操作方法についてはわかりやすい説明がされているので、SCMの運用経験がそれなりにある人がGitの使用方法に知りたい場合には最適だと思う。
コメント