HUD(Head up display)付きの新型ヘルメット。パイロットからの視点はちょうど戦闘機フライトシミュレーターのHUDモードのようになる。
これが登場した理由は、シーカー正面に敵機をとらえる必要が無くなったAIM-9Xサイドワインダーの登場があり、敵機をロックオンするのに、敵機を正面にとらえる必要が無くなったことが大きい。(逆にパイロットは高Gの中で首を器用に曲げて、敵機を追跡しなければならない)
日本でも同様のAAMの開発が進められており、空自のパイロットも近い将来湖のような姿になる。
爆弾を含む各兵器の自動誘導性能が向上する中で、よりパイロットは飛行機の操縦と言うより、戦闘機というハイテクシステムに対して判断を与える存在になりつつある。
米空軍ではこのヘルメットディスプレイの研究を進め、現状のこれは透過型で、実際の空間の前に映像を投影するもので、実際の景色をパイロットを見ることができるが、研究中のものはパイロットの戦闘に対する恐怖感(そして自身の行為に対する憎悪)を減少させるために、完全密閉でCG化した映像をパイロットに見せようとしている。そしてその先には遠隔操作による完全な無人戦闘機がある。
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