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西川和久の不定期コラム – 広がりつつあるMicrosoft包囲網!

西川和久の不定期コラム

 更にいつになるか解らないLonghornに組み込まれようとしている機能を待ち望んでいる人は何%居るのだろうか!? 筆者の眼から見れば市場調査をした結果ではなく、エンジニアの自己満足で設計しているように思える。従っていつまでも完成しないのだ。少なくとも世界中で優秀なエンジニアを一番多く抱えていると思われるMicrosoftが何年経ってもOSを作れない事自体、異常事態または危機感の無い(=何もしなくても売れる)証拠である。

ゴール指向の視線からOSを見るとそうなのですが、OS自体がイノベーションのベースとならなければならない点もあるので、必ずしもゴール指向で開発されるべきものでもないではないだろうか。Linuxがその開発手法以外ではUnix以上のものを生みださえていないし(そもそもUnix以上にはなれない)、MacOSXもQuarzインターフェイスをのぞけば基本的にNextstepの遺産をまだ食いつぶしている。Windowsもまだデーブカトラーの遺産を食いつぶしているといえるけど、Longhornはその次元を変えようとしている。これは確かにエンジニアよりの考え方だけど、ゴール指向に基づいたアプリケーションを開発していくためには、OSがイノベーションのプラットフォームでなくては、アプリケーションの開発がつらいし、ユーザーに必要な斬新なUIやアイデアの実現も行われないのではないの。
ただ多くの人にとってPCは物理的にも精神的にも大きすぎるのも事実で、個人単位のアプリケーションプラットフォームはPCではない何かになるかもしれない。

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