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計ると言うこと

universcale ニコン

古来度量・計測というものは権威の象徴だった。日本にも太閤升といったものがあったように度量法というものは徴税の根幹であり、ある意味権威そのものだった。このため、特にヨーロッパにあっては権威者の身体がその基準とされた。Feetとは文字通り王の足の大きさだったのだ。

そういった権威に対する反逆が行われたのが啓蒙思想下でのフランス革命であり、権威、つまり王と神に依らない、理性に基づく度量法こそが新しい時代を象徴するものであり、それが、この地球という惑星を元に理性的に決定されたメートル法であり、科学的にものを計るという基準を設けるきっかけとなったと思っていい。そしてこの理性による度量がその後の近代を支え今の現代につながっている。

そして近代以降計測できると言うことが、それが妄想ではないことの根拠の一つとなり人間はあらゆるものを計ってきた。このリンク先のフラッシュはその人類の飽くなき計測の結果をよくまとめている。非常におもしろいフラッシュだ。

人間はあまりにも大きく、そしてあまりにも小さいものを認識している。そしてまだそれでも足りないと思っている。

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