ボストングローブ紙のbig pictureから。
Afghanistan, September 2012 – The Big Picture – Boston.com
Blogで紹介するのは久しぶりだと思う。毎月1回続いているこのシリーズは、いつもであれば、戦地での兵士(もちろんISAF側だけだが)、重症の戦傷者、無言で帰宅する兵士たちが多く掲載されるのだが、今月は戦地での映像も、無言の兵士を迎える銃後の風景もなく、アフガニスタンの市井の人に途にファインダーが向けられている。
当然アフガニスタンでは今でも戦争は続いているが、全土が戦場のようなあの国にも銃後の生活はあり、普通の人は普通の暮らしをしている。大統領選挙投票直前に米兵が戦傷を負った写真や家族が待つ中無言で帰国する写真を載せにくいなどの配慮もあるのだろうが、ただただ世界有数の最貧国の日常が映し出されたこの写真は、こと、アフガニスタンの戦争ではある意味の被害者意識を持ちがちな米国の市民に対して何かを思い出させる意味があるかもしれない。
まぁ、そんなことを思ったのだ。
そして、Blogに選んだ写真は英雄マスードの肖像の前で勇ましい顔をしてポーズをとる少年。まだ終わっていない、終わらないんだな。
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