AJAXの流行に合わせてWebアプリケーションで使用するデータフォーマットとしてJSONが注目されています。
Tim Bray氏がJSONとXMLの使用区分をJSONが有利だという形でまとめています。
これに対してDon Box先生が噛み付く形になってXMLの利点を挙げています。
Don Box’s Spoutlet : Tim Bray on JSON and XML
この意見の違いは、何となくこの二人のアプリケーション観やキャリアの違いだけという気もしますが、JSONがWebサービスのデータ型として使用されていくのは、クライアントサイドのスクリプト環境が実質Java Scriptに限定されるAjaxアプリケーションであれば問題がないのですが、これからのリッチクライアント環境を俯瞰した場合問題になるケースも出てきそうです。(Don Box先生の書いているとおり)
それでもしばらくJSONが流行っているようなら、.NET FxのクラスライブラリにJSONのライブラリが貪欲に追加されるようなことになっても驚きませんけど。
ただ、現在のAjaxのイケイケドンドンは過去のDHTMLがコケタことを知っている身としては、正直あんまりこの先もAjaxで全て上手くいくと思えなく、JSONの将来もそれに合わせてあまり多くを望めないのではないかと思っています。(Ajaxの本質である非同期のHTTPアクセスはこの先も残って使用されていくと思いますが、Ajaxとして紹介されるただのDHTMLは何時までも生き残るとはあんまり思えない。)
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