クラウドに入れたデータというのは実際問題としてなかなか我々自身では地理的な位置の管理が難しいのですが、そのデータ自身が保存されるクラウドのデータセンター自身は当然それを設置した国家・地域の法制度に拘束され、その法制度が適応されます。
しかしながらすべての国で法制度がしっかりしているわけではないですし、逆に国家からデータの検閲を容易に受けてしまうような法制度の国もあります。
以下のリンク先ではこのようなデータ保存におけるカントリーリスクを色別に分かるようにしてあります。国家介入がされやすい法制度となっているためか、意外にアメリカ合衆国が要注意国家となっていたり、我が国ではよく使われるシンガポールも同様の理由で要注意国となっていたりしておもしろいです。
これからはクラウドと言ってもAmzon EC2の競りのようにDCもしくはDCの設置場所を選択してクラウドのサービスを選ぶ必要が出てくるかもしれませんね。まあそれがクラウドかどうかは意見の分かれるところのような気もしますけど。
ElasticVapor :: Life in the Cloud: Do You Know Where Your Data Is In The Cloud?
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