以前からベータ版が公開されていたAcrylicがCTPになり公開されました。今回の目玉はなんといってもXAMLの出力機能でしょう。
Acrylic CTP
http://www.microsoft.com/products/expression/
また上のURLからも想像できるようにこのAcrylicの商品名はExpretionとなるようです。
またしたのCNetの記事によれば、マイクロソフトはこのExpretionを中心にプロフェッショナル向け(W)のデザインスイーツを発売するようです。
CNet Japan – マイクロソフト、プロ用グラフィックスソフトを投入へ
ただこのAcrylicですが、ドローイングソフトウェアとしてはその操作性についてはかなりがんばらないとけませんね。数年前に発売されたCorel Draw8に比べてもまだまだだなぁと感じます。また、実際の購入層を考えた場合に、メニュー構成もOfficeに合わせた方が良いでしょう。正直なところ、AdobeやMacromediaのユーザーが喜んで乗り換える出来ではないですし、乗り換えるとも思えませんので、既存のMSオフィスユーザーをターゲットにした方が良いでしょう。その方が私はうれしいし。
もっともこのAcrylicはAdobeのイラトレの対抗製品というより、Corelのペインターのぱくりいや対抗製品だとは思いますが、それにしても、越えられない壁があるんじゃないかという気がしなくもなく、もっとMSガンガレということで。
まぁパブリッシャーのような中途半端な製品にはしてほしくないなぁと。
あとは、開発サイドから見たXAML用フロントエンドツールとして考えた場合、別の方向でもっとやることが多そうですが、こっちはOrcusということになるんでしょうかね。
コメント
Microsoft、グラフィックスソフトAcrylicのCTP公開
米Microsoftは8月15日 グラフィックデザインソフト「Acrylic」(コードネーム)のコミュニティー技術プレビュー(CTP)版をリリース Acryli…
マイクロソフト、プロ用グラフィックスソフト分野に参入へ
いままでコンシューマ向けのグラフィックソフトは日本国内で数タイトル出していましたが、今度はプロ用グラフィックソフトの準備を進めているそうです。