個人的にまだ模索中のところもあり決着がついているわけではないんですが、現時点でのまとめ。
Googleのオンラインサービスをどうするか
常々つぶやいていたりもするのですが、Smart Phoneはオンラインサービスへの窓であり、プレーヤーです。従ってSmart Phopneの価値はオンラインサービスによって決まります。
AndroidはまさにそうしたGoogleサービスのプレーヤーでした。従って、Androidをヘビーに使う人ほどGmail、Calndar、DocsといったGoogleのサービスに依存していると思います。
つまり、AndroidからWindows Phoneへの移行とはGoogleの各種オンラインサービスをWindows Phone上とあなたの生活の上でどうするのかということになります。
選択肢は二つあると思います。アプリでGoogleサービスを使い続ける方法と、オンラインサービスを乗り換える方法です。
選択肢1:アプリケーションでGoogleサービスを使う
アプリケーションでGoogleのサービスを使い続けるのも一つの方法です。
Gmail
Windows Phoneのメールアプリは使い勝手はともかくとして、Gmailのメールを読み書きすることはできます。
Google Calnedar
Google Calendarに関しては、Gmailアカウントのデフォルトのカレンダーに関しては、Windows Phone標準のメールアプリでも対応していますが、追加したカレンダーに関しては対応しておらず、追加する方法もありません。追加したカレンダーを含むGoogle CalendarそのもののClanendarを確認するためにはSuperG Calnendarという有料のアプリケーションが必要です。ただこれもちょっと不安定なのと、スタート画面に予定が出せないのが不満です。
Google Docs
現状はどうしようもない状態です。Googleのサイト全般がそうですが、IS12Tからアクセスするとスマートフォン用の表示ですらなく携帯電話向けの表示となってしまうので、事実上閲覧も編集もできません。専用アプリケーションも(多分)ありません。
Google Reader
GReadarというアプリを私は使っています。
Picasa
いくつかアプリがありますが、Picasa Metro(有料)というアプリを私は使っていて、結構気に入っています。
Google+
ブラウザから使用できます。
Google Map
gMapsというアプリがあるのでこれを使用します。
選択肢2:素直にMSのサービスに乗り換える
Smart Phoneはオンラインサービスのプレーヤーであるという視点で見れば、Windows Phoneは本来MSNやBing、Live.com、XBox Live、Zuneのプレーヤーになるべき物(この時点でポータルが分かれすぎていてだめさ感が否めない)のはずです。USでのWindows Phoneはある程度そうなっています。
では日本では?
日本では残念ながら楽曲サービスとしてのZuneがありません。Bingもただの検索サイトで、USのBingほどリッチな検索サービスではありません。オンラインサービスの質を比べた場合にはMSはGoogleに比べて、特に日本国内では不利な状況にあるように思えます。
また、ただでさえ不利なのに、Windows PhoneのMapアプリでの不備や天気予報アプリでさえMSNサイトからとっていないで他のサイト(まぁこれはIS12Tのプリインストールアプリの問題なのかもしれませんが。ただMSとしてのアプリがないのも確か。)というように、それさえうまく使い切れていないように見えます。
こういった点を踏まえ、それでも納得ができるならMSのサービスに乗り換えるのも一つの手です。
Gmail
Hotmailに移行するのも一つの方法です。Gmailと同様に他のメールサーバーからPOP3でメールをトルコともできますし、Gmailから転送しても良いでしょう。過去のメールの移行に関しては。。。きっと考えない方が良いです。もう一つの方法としてはOffice 365(有料)の契約をして、Office 365のExchangeを使う方法があります。独自ドメインのメールアドレスを使いたかったりする場合にはこちらの方法があります。
Hotmailについて言いたいことはわかりますが。
Google Calendar
Hotmail(Live.Com)のカレンダーに移行するか、Gmailと同様にOffice 365のExchangeを使用する方法があります。
Hotmailカレンダーについて言いたいことはわかりますが。
Google Docs
Office 2007/2010に戻って、文書の保存先をSky DriveかOffice 365にします。どちらも簡単な編集ならWEBブラウザからも可能です。が、素直にデスクトップのOffice使った方が。あとOffice 2003以前はだめです。Windows Phoneは2007以降のファイル形式にしか対応していません。
また、Windows PhoneのOfficeへの過大な期待はやめておいた方が良いです。(もっともAndroidの純正アプリもたいしたことができるわけではないですが)
Google Readar
MSには該当するサービスがありません。ただ、RSS Readarの機能を持つアプリケーションはあるので、それらを使うことになります。
Picasa
SkyDriveに移行しましょう。こちらの方が保存スペースが大きいですよ。
Google+
これも該当サービスがありません。将来のことはわかりませんが、MS自身がSNSをやることはないんじゃないかなと思います。Google+のことなんて忘れて、Windows PhoneのPeopleを活用しましょう。
Google Map
本来は標準のMapアプリからBing Mapを使うと言いたいところなのですが、現在標準Mapアプリケーションは日本国内においては非常に残念な状況なので、IS12TではNAVITIMEのアプリケーションのマップ機能を使うのが良いのではないでしょうか。
まとめ
私は、Google Docs以外は移行コストが労力的にも精神的にも大きいので、できるだけ現在使っているGoogleのサービスを使い続ける方法を考えた方が良いのではないかと現時点では考えています。有料アプリ料はそれなりにかかりますけど。Google Docsは必要に応じてOffice文書化してSkyDriveに置いておくしかないですね。
MSには是非とも国内のオンラインサービスの拡充をお願いしたい。Zuneはあきらめました。Music.jpにがんばってもらいましょう。でもBingは看板サービスのはずです。所々問題はおありなんだろうとは思いますが、Bingの機能拡充(というかUS並み)については是非がんばってほしいです。
後細かいですが、Blog等でアプリ紹介がし辛いので、アプリの概略だけでも普通のWEBブラウザでアクセスできるようなサイトを作ってほしいなぁ。
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