JetBrains .NET Tools Blog » dotPeek 1.1 is Released.
ReSharperやInteliJのメーカーであるJetBrainの.NET Framework用逆コンパイラのdotPeakがバージョンアップしました。
今回のバージョンアップでは.NETのアセンブリを逆コンパイルするだけで無く、VSのプロジェクトとして保存できるのがおもしろいですね。(それ以外の追加機能については上リンク先にて後確認を)
VS2005で作ったWinFormのHelloWorld的なアセンブリをdotPeakで逆コンパイルして、VSのプロジェクトとして保存したいと思います。
dotPeakを起動します。
メニューのFile->Openを選んで、該当するアセンブリを選択します。
このアセンブリを選択して、クラスを選択します。 ダブルクリックするか。コンテキストメニューのDecompiled Sourcesを選択すると右ペインに逆コンパイルされたソースコードが表示されます。
では、プロジェクトととして保存してみましょう。
プロジェクトとして保存したいアセンブリを選択します。アセンブリのコンテキストメニューからExport to Projectを選択するか、Fileメニューから同様の項目を選択します。
次のようなダイアログが表示されます。
Destination FoldrはVSのソリューションディレクトリを作るときの親のディレクトリを指定し、その子のディレクトリがアセンブリの名前で新規に作られます。
このアセンブリだと、以下のようなファイル構成になります。
sln(ソリューションファイル)をクリックすれば、VS2012が起動し、プロジェクトのアップグレードウイザードが起動するものの、プロジェクトを開いて、ビルドすることが可能です。
ビルドも正常に完了しています。
今までもいくつか.NET Frameworkむけの逆コンパイラはありましたが、VSのプロジェクトとしてExport出来るものは無かったので、結構おもしろい特色だと思います。
ただ、非常に残念なことに、dotPeekはVBへの逆コンパイラオプションを持っていません。今のところC#への逆コンパイラだけが可能になっています。
dotPeekはフリー(無料)で公開されています。ダウンロードと機能の詳細については以下のページより確認して下さい。
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