Microsoftは先日、JavaScriptでExcelのカスタム関数の作成をサポートする開発者プレビューを発表した。これは、Officeホストアプリケーションのオブジェクトモデルと対話するアドインやWebアプリケーションに限定される既存のMicrosoft Office JavaScript APIを超えて実現できる。
情報源: Microsoft、Excelカスタム関数としてJavaScriptのサポートを発表
ユーザー定義関数の定義に今までのC言語による拡張、VBAに加え、JavaScriptが加えられることになったようです。現状はVBAによる記述に比べると、記述性もポータビリティも低いのでこれからと言ったところですが、VS CodeやExcel自身での適切なツールサポートと、スクリプトが.xlsmファイルに同梱できるようになるとだいぶ状況が変わってきます。クラウド上のサーバーレスなどで構築されたAPI呼び出しはVBAから不可能ではないにしても、JavaScriptよりはだいぶ面倒だからです。現実的な問題としてはVisual Basicの文法自体がなじみがなくなってきているということがあります。VBAの登場時VBの元になったQuick Basicの文法はよく知られたものでしたが、現在はそうとは言えません。開発者を含め、多くに人にとってVBの文法は、新しく学ばなければならない言語になっています。
また、JavaScriptのサポートは、同様にPython等他のスクリプト言語がサポートされる可能性も高くなってくると思います。
Excelの本来の役割はデータの分析に有るので、広くデータソースを扱うという意味もふくめ有るべき方向性の変化であると思います。
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