Git for Windows、バージョン上がりませんね。。。
msys2のプロジェクトでは順調にGitのバージョンも上がっており、今回は最新のGitを使うためにmsys2を導入してみたいと思います。
まずは、コントロールパネルの「プログラムと機能」を開いて、Git for Windowsをアンインストールします。
次に以下からmsys2をダウンロードします。ここではx64版を使用します。
msys2のインストール自体は問題ないと思います。
minttyのコンソールが起動すると思いますので、以下の要領で先ずパッケージマネージャのデータベースを更新します。
$ pacman -Sy
msys2ではパッケージマネージャとしてpacmanを使用します。
次はGitのインストールをします。
$ pacman -S git
これでインストールされます。
では、バージョンを確認しましょう。
$ git --version
git version 2.3.0
という事でちゃんと最新のリリースバージョンのgitがインストールされています。
また、同様にgit svnコマンドを使用される方は、同様にsubversionのインストールをしておいた方が良いでしょう。Git for Windowsと違いsubversionも最新です。
ただし、このままだとmsys2のコンソールでしか使用できないので、以下の3つにはpathを通します。出来るだけ先頭に追加した方が良いかなと思います。
- C:\msys64\usr\bin
- C:\msys64\mingw64\bin
- C:\msys64\mingw32\bin
また、Git ExtensionsやTortoiseGitではgit.exeへのpath設定の変更が必要です。
Git Extensions:
TortoiseGit:
ということで、Git for Windowsを捨てて、msys2に乗り換えれば幸せなGitライフが送れるかもよ。
ただ、全くもって素人にはお勧めしない(出来ない)ですし、Git for WindowsがWindowsのデファクトとして現在のところは存在していて、GitToolsとか、あくまでもそれを前提にしているものも多いので、どんな不具合が出るかわかりませんし、自分がGitをどの様に使うか、Windowsをどの様に使いたいか、よくよくお考えになって、大丈夫とお考えになるなら乗り換えても良いンじゃないでしょうか。腰が引けてますが、現状そういうものだと思います。
現状わかっている不具合:
- GitToolsが使用できない。
- PowerShell、cmd.exeではvimの日本語ファイル名の取扱が微妙。出来たり出来なかったり。git自体はあまり問題無さそう。vimはmsysのはリネームかなんかして日本語対応の物に変えた方が良さそう。(か、gitのコミットコメント編集には全く別のエディタを使用する)
- Git for Windowsでは環境変数のTERM=msysがlessの正常動作のため推奨されていたが、msys2でこの環境変数設定だとlessが死ぬので、設定してはいけない。
追記:(2015/03/09)
忘れずにルート証明書のインストールをしておきましょう。
pacman -S ca-certificates
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