前回の計測ではIPCを使用したほうが遅いという結果だったのですが、動作環境がVirtual PC上であったため、現実の環境でない影響が大きかったのではにかと思います。
今回は日本語版の登場に合わせ、実記での環境で同じ調査を行いました。
調査環境:
PC:
VAIO TR(PCG-TR3/SP)
Pentium M 1GHz / DRAM 1GB
開発環境:
Visual Studio 2005 Team System Beta2 (Japanese)
試験方法:
TcpChannelとIpcChannelそれぞれで簡単なクライアントのメソッド(カウントアップ)を1000回呼び出す処理を10回行う。
調査結果:
IPC(ms) | TCP(ms) | ||
1回目 | 350 | 1回目 | 500 |
2回目 | 240 | 2回目 | 450 |
3回目 | 230 | 3回目 | 470 |
4回目 | 240 | 4回目 | 460 |
5回目 | 230 | 5回目 | 440 |
6回目 | 230 | 6回目 | 440 |
7回目 | 230 | 7回目 | 430 |
8回目 | 240 | 8回目 | 430 |
9回目 | 230 | 9回目 | 440 | 10回目 | 230 | 10回目 | 430 |
平均 | 245 | 平均 | 449 |
考察:
今回は順当にIpcChannelのほうが早い結果になりました。やはり前回の結果はVirtual PC上の特別な値だったということでしょう。
結論:
IpcChannelは約束どおりTcpChannelより高速。
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