Windows 7の次という報道がされているがどうだろう。2009年にWindows 7がリリースされるとして、midoriが製品化されるのが2011年頃。そのころにWin32 APIをMicrosoftは無かったことにできるのだろうかと考えると、まぁむりだろう。だいたいMicrosoft Officeを全部マネージドコード化するなんてMS自信できないんじゃないのか。
ということで、正直、今のデスクトップ向けOSの延長にある後継OSとしてSingularityベースというのは、それが持つアーキテクチャからどうしても考えられない。
ただ、本当にSingularityベースなら、midoriの立ち位置として考えられるのは、企業向けのアプリケーションホスティングに特化したサーバーOS、Microsoftが提供するCloud Computing向けサービス用の自社向けOSとしてならかなり分かりやすいというか納得がいく。Singularityが得意とするマネージドのアプリケーションが多数同時実行する環境というのはそう言う環境だ。
まぁ、もうWin32 APIなんて知らないとMSが腹をくくるか、もしくはマネージドコードで実装された画期的なWin32 APIエミュレーターでもできれば、SingularityベースなデスクトップOSとしてのmidoriはあり得るかもしれないけど。
参考:
MSのポストWindows「Midori」の構想が明らかに – ITmedia アンカーデスク
ElasticVapor :: Life in the Cloud: Midori – Microsoft’s Cloud OS
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