.NET Technology Guidance | Microsoft .NET Framework.
数年ぶりにこの手の話が出て気がするけど、ビジネスアプリケーション向けソフトウェアアーキテクチャのガイダンスです。
過去を振り返ると、Windows DNAと呼ばれたCOM+, OLE DB.ADO, ASPを基盤とした三階層モデルの提示があり、その後.NET(Frameworkだけに非ず)の登場で、途中にWebサービスレイヤーを挟む構造が提示された後、特に国内ではPattern & Practiceの紹介があまりなかったこともあって、MSからここ数年ビジネスアプリケーション構築に関するアーキテクチャの提示は無かったように思います。
上の図のように、このガイダンスではビジネスアプリケーション構築のパターンを従来のC/Sスタイルを踏襲しつつ構築テクノロジーをアップデートさせていくエスタブリッシュドパターンと、マルチデバイス、BYODへの対応、人々の働き方の変化にアプリケーションを対応させるためのエマージングパターンに分けて説明しています。また、これはどちらかでは無く、エスタブリッシュドパターンにエマージングパターンをプラスするんだというのがMSの主張です。(が、資料的にはエマージングパターンだろJKなノリ)
テクノロジー的にはどちらのパターンでもASP.NETがLightSwitch(HTML5)がテクノロジーとして重要な位置づけになっています。日本ではLightSwitchさんが息をしていないように見えますけど、大丈夫なんでしょうか。
と言うことで、MSが特にエマージングパターンの方でどうレイヤリングを考えているんだとか、どちらのパターンでも、各レイヤーに対してどのテクノロジーをマッピングしているのかなどなかなかおもしろいので、特にWindowsでシステム構築しているSIerのSEはよく読んで反省してみると良いと思います。
追記(2013/06/29 21:18):
buildでの関連セッションのビデオと資料が上がっていました。
コメント
[…] 以前紹介しました.NET Technology Guidanceが翻訳され、日本語の.NET Frameworkサイトで公開されました。 […]