スラッシュドット ジャパン | Microsoft Office Open XMLのISO標準化プロセス、難航か?
ODFが先に制定されている以上、仕方のないことでもあるけどOpen XMLの標準化プロセスが難航しているようだ。今回のISO/IECはEcmaでのEcma376としての標準化を受けて、ISO/IECの標準化投票が行われ、19の反対、クレームを受けているらしい。このプロセス自体は今年の7月まで行われるので、その間にクレームに対して改善が行われれたり、委員を説得できれば標準化される可能性はある。ただ、現状この仕様ですでにOffice 2007として商品化されてしまっているので、改善要求に対して提案者側(MS)が対応できない可能性もあり、難しいは難しいと思う。
技術的あるいは、規格としての出来の善し悪しはあるとは思いますが、結局そこは実際には問題ではなくて、このOpen XMLは元々がマサチューセッツ州のCIOだったお父さんが何か騒ぎ出したとか、欧州委員会の何とかおよそ技術的な話ではなくて、政治が商売に介入しようと言う、なんて言うか良くない臭いがぷんぷん漂ってきそうなところから始まっていること自体不幸な感じもするプロジェクトですが、どうか鬼子にならず健やかに成長してほしい物です。
Open XMLについては個人的にはEcmaの投票で反対票を入れたIBMが実際のところ何を目的に反対したのか、底が知りたかったりもするわけです。一見利害関係はあまりなさそうなのになぜ反対したのか、本音のところがよくわかりません。
参考:(スラドのコメントにもあるけど)
Matusow’s Blog : Open XML – ISO/IEC Standardization
コメント