LINQ to SQL と Entity Frameworkの今後 – 学び、そして考える
せっかくリンクしていただいたので、もうちょっと書いてみたと思います。
「えー、Entity Frameworkというのは、つまりマーチン・ファウラー氏のPOfEAA言うところのドメインモデルに相当するものでありまして・・・」
駄目だー。どん引きの聴衆の姿が目に浮かぶ-。
将来を見越せば、ドメイン中心、モデル中心的な考え方は大事なはずで。それを実現する Entity Framework は必要な技術でしょう。ただその思想をプログラマ全員に浸透させる自信が自分には無いです。
今までレコードセット/データセットに慣れきってきたWindowsプログラマがそんな簡単にDDDに移行できますかね。難しそうですね。そもそもみんなそんなアーキテクチャルなソフトウェアシステム設計してるの?
Enitity Fxはアーキテクチャを規定するので、はまるケースと、はまらないケースが当然あります。万能じゃありません。また、僕の感想としてはそもそもRDBとは何かとか、RDBMSが持つ癖やSQL文をすべて覆い隠してくれるかというとそう言うわけではなくて、むしろそれらの知識をEntity Fxの使用者が充分に持っていることを前提にしているように思います。
Entity FxはRAD的にDBアクセスコードが書けると言うよりも、Entity FxのDSLにより、設計と実装が一致できるというメリットを享受すべき物だと考えます。
したがって、設計、実装のスタイルもきわめてアーキテクチャルなスタイルを要求するのです。
ということで、ORマッパがあろうと無かろうとどうせSQLは書けないといけないのです。
お気楽極楽にやりたいならSQLでストアードプロシージャを書いて、今まで通りADO.NETでそのストアードプロシージャを叩いてデータセットを作った方が良いんじゃないですかね。
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