情報源: Windows システム上の Spectre および Meltdown に対する緩和策のパフォーマンスへの影響について – 日本のセキュリティチーム
Memo.
全体のおさらいとCPU世代によるパフォーマンスの影響の違いについてまとめられている。Skylake、Kabylake 以降であれば微小の遅延が発生するが、ユーザー対話環境では気がつかないレベル、逆にHaswell以前ではWindows 10ではユーザーが気づく程度、Windows 7,8でははっきりとパフォーマンス低下がわかる程度のパフォーマンス劣化が見られるようです。またサーバーなどI/Oが集中し、頻繁にコンテキストスイッチが発生する環境ではより著しいパフォーマンスの劣化が見られるとしています。このため、セキュリティリスクをもう一度評価し、バランスを取ることも重要としています。
また、Windows 7,8でパフォーマンス評価が低い理由として、全てのフォントレンダリングがカーネルモードで行われるなど、ユーザーモードとカーネルモードでのコンテキストスイッチがより頻繁になるためとされています。
とりあえず、まだパッチを当てていない方は情報源の記事を読みつつ、セキュリティリスクとの間で評価をしてみるのがよろしいのではないでしょうか。個人的には特に外に持ち出す可能性のあるノートPCについてはできる限りパッチの適応をしてリスクは減らしておいた方が良いと思っています。
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