Windows Principles: Twelve Tenets to Promote Competition
マイクロソフトがかつて司法省との間で反トラスト法に関する裁判を争いその中で色々な規定がなされたが、それの多くが2007年11月に切れる。このことにより、ある種の危惧が業界内にあるわけだけど、この12箇条からなる「原則」はその危惧を打ち消すためのものだ。
1から5条ではPCベンダに対する保証が書かれていて、PCにインストールするOSを自由に選択できること、デスクトップ任意のショートカットを作ってかまわないこと、任意のソフトウェアをインストールして出荷できることなどを認めるとしている。
6から9条では開発者に関すること、APIに関するリソース(SDK、文書)を公開すること、Windows LiveをWindowsから切り離すこと、Microsoftの競合製品の開発販売を阻害しないことなどについて書かれている。
10から12条では、ユーザーにとっての相互運用性に関することについて書いている。
この発表は大筋で現行の反トラスト法の規定はそのまま踏襲し、EUなどからの追求(僕は根拠がないと思うけど)に対して考慮をした内容になっていると思う。
これで色々な人の危惧がぬぐえればいいけど、これはこれでまた議論を呼びそうな気もする。まぁ結局坊主憎けりゃ袈裟までと言うことなんだろうな。
コメント