ペルソナ・シナリオ法

MSF Ver.4 Agileでは、ソフトウェアシステムの仕様決定にペルソナ・シナリオ法を使うようなので、アランクーパの著作、「コンピュータは難しすぎて使えない」を参考に、私が理解した範囲でごくごく簡単にまとめます。


ペルソナとはソフトウェアシステムをデザインする上で、そのシステムを使う人間がどのような経験をするか(するべきか)を考えるために作られる仮想上の人格で、名前を持つのはもちろん、特定の個人として特定するための様々な設定がなされます。またシステムをデザインする上で必要な個性(マウスも握ったことがないとか)も追加されます。
ペルソナはシステムをデザインする上では完全な個人として扱います。
一つのシステムを作るには様々ペルソナを用意し(この集合をキャストと呼ぶ)、そのキャストをの中からシステムに対して独特の目標を持ったペルソナを抽出して、そのペルソナの目標を実現するようにシステムを構築する。この工程は、ステークスホルダーの中から、真にシステムを必要している者を見つけ、システムの真の目標を定めるために行われる。
つまり目標のためにデザインする。目標駆動型の設計。仕事を単位にデザインしない。
「ペルソナはユーザの目標を明文化してくれる」
ペルソナが目標達成のためにシステムを使っているところを手短に記述したもの(ユーザーエクスペリエンス!)
シナリオは、日常的なペルソナの使用方法を描かなければいけない。
シナリオを定義し、自分たちのデザインや想定が有効なのかを判断し、有効なデザイン、想定を見抜く。
MSF Agileではこのシナリオが開発者の入力になります。
アランクーパーの著作ではより具体的な例も載っているので、興味がわいた方は是非お読みになってください。
またそのほか日本語のリソースとしては、@ITでの記事があります。
こっちを呼んだ方がよいかも(^^ゞ
ユーザビリティの時代──ペルソナ/シナリオ法 理論編
個人的には興味はずーっとあるのですが、なかなか完全に使ったことはないです。
ただ、ユースケース記述だけではユーザー経験を抽象化しすぎてしまって、抜けてしまう部分が多いように感じます。その点ペルソナ/シナリオ法ではシナリオの中に具体的なペルソナの経験を記述していくことで、機能だけでなくユーザーの経験を確認していくことが出来るとおもいます。
ですので、ペルソナ/シナリオ法の考え方を借りてユースケース記述だけではなく、それをより具体的にシナリオとしてまとめて、検討するのは効果的であると思います。

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