開発手法「ソフトウェア・プロダクトライン」とは?

@IT:連載:次世代開発基盤技術“Software Factories”詳解 第2回 開発手法「ソフトウェア・プロダクトライン」とは?
MSソフトウェアアーキテクト萩原氏によるSoftware Factories解説記事 第2回目

変化を管理するために理想的な方法は、変化のスピードがほぼ同程度のコンポーネントでサブシステムを構成し、それらのサブシステムの単位で全体のアーキテクチャを構築することである(図1の右側のソフトウェア・システム)。長期にわたり安定した基盤となるアーキテクチャを構築したうえで(=長期的視点)、要求の変化に柔軟かつ俊敏に対応する短期的プロジェクトを遂行できれば(=短期的視点)、アーキテクチャが有効に機能する大規模システム、特に企業システムでの開発ライフサイクルを成功に導ける。そのためには、長期と短期で視点を分離した開発プロセス、開発チーム、ドメインの分割やサブシステム化を考慮しなければならない。

この一文から思い出すのは、トフラー博士がパワーシフトを始めとする一連の著書で第3の波の世界での特徴の一つとして強調していた、空間的なファクターから時間的なファクターへのパワーシフトだ。今までデータ構造や機能と言ったモジュール分類から、時間軸を視点としたモジュール分類への移行という考え方は、トフラー博士のこの考え方との類似性を感じる。
今回の全体を読んだ感想としては、正直道のりは遠そうだというのが素直な実感だ。Software Factoriesがある時点での到達点だとすれば、我々その途中で埋没していってしまう。正直な所技術云々よりも、資本力や、企業体力の点でプロダクトライン構築を行いその上でアプリケーション開発が行える企業はごく少数出はないかと感じる。もっとも規模経済が成り立つのも工業化の成果だといってしまえばそれまでなんだけど。

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