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タッチスクリーンはすばらしいが、指はマウスカーソルより大きい

Windows 7とタッチ技術 – 元麻布春男の週刊PCホットライン

この半年あまり、iPod touchを使っていて痛感したのは、指による操作には向き不向きがある、ということだ。

簡単に言えば表題通り指はマウスカーソルより大きく、解像度が低いので、使い勝手には限界があると思っている。

プロセス・オートメーション業界のGUIはじつはマウスよりも先にタッチオペレーションの方が先行され導入されてきた[1]が、今ではPCやタッチディスプレイが垂直なパネル組み込みで、立ってそれを使用することが前手の場合以外ほとんどマウスオペレーション化されてしまっていると思う。

これは指の物理的な大きさと解像度の低さ[2]から、どうしてもそれぞれのGUIパーツを大きくしなければならず、画面上に与えられる情報量が減ってしまうからだ。また、やってみればわかるが、よく慣れ親しんだプルダウンメニューコンボオックス、スピンボタンといったコントロールはタッチだと激しく使いにくい。

けっきょく、手で操作する以上は、手で操作できる大きさが操作対象にないとうまくいかない。したがって、マイクロソフトのタッチウォールほどの大きさがあれば、マルチタッチスクリーンはかなり使いやすいものになるとは思うが、ノートパソコンの13インチ程度のスクリーンでタッチを主なUIとして使用するには限界がある。よほど思い切ったGUIの再構築をしないとうまくいかないと思う。


[1]実際にはそれまで物理的なスイッチやつまみのでの操作をしていた運転員に、ポインティングデバイスのリテラシーを身につけさせるのが難しい(と思っていた)のがタッチスクリーンが先行した理由。マウスで良くなったのは正直なところWindowsさまさま。

[2]解像度の関してはタッチスクリーン自体のスイッチの密度もあるが、指自体が細かく動かないことの問題の方が大きく、それが解像度を下げている

コメント

  1. 工藤@静岡 より:

    isisaka先生の場合、iPod touch上で許されるボタン数は2個くらいまでか?…:-P

  2. 管理人 より:

    いやマジで、指太いからね。よく欧米人があれを普通に使うなぁと

  3. 工藤@静岡 より:

    iPhoneがA5サイズくらいあれば・・・

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