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ソフトウェアシステム工学におけるパターンランゲージを考えるのであれば、あまり入り込まずにもう少し緩やかにパターンランゲージをとらえてみてはどうでしょう。
パターンランゲージ自体は明文化されたいない経験則を論理的に他者へ伝えるための方法論だと思います。
たとえばある都市構造や家屋の構造の中に存在する経験からなる普遍なものを抽出して、理解し、つまりは抽象化して、それを記述する手段とがパターンランゲージであり、その結果がアレクサンダー氏の著書だと思います。
ですので、ソフトウェア設計作業の中にある普遍的なものを抽出して、解釈、記述したものがソフトウェアデザインパターンになりますし、分析作業に対して同様のことを行うとアナリシスパターンになり、古今東西のソフトウェアアーキテクチャをぎゅぅっと絞って出てきたものが、アーキテクチャパターンであるといえるのではないでしょうか。
コメント
小井土です。
トラックバッグ気が付きませんでした。
#Blogは、初心者なので。
パタンを経験則を論理的に他者へ伝えるための方法論という捉え方は大いに賛同するところです。
最近、パターン・ランゲージをプロジェクト参加者の合意形成の手法として、利用できないだろうかという観点で、勉強会に参加して、いろいろ議論しています。
建築の世界も、ソフトウェアの世界も、発注者と開発者の合意形成が必要ということに共通点があって、なかなか面白いので、Blogでも紹介しています。
また、ご意見お願いします。