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書評: コンピュータ開発のはてしない物語 起源から驚きの近未来まで

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計算機の歴史を俯瞰してみる内容となっている。時代は旧石器時代から現在までとなっていて、内容としてはコンピュータの歴史の入門としては悪くない感じ。

ただし、パラメトロンコンピュータを初めとした国産計算機黎明記の話題については遠藤諭著の「新装版 計算機屋かく戦えり」(ISBN-13: 978-4756146786)よりだいぶ内容が薄いし、米国のそれについてもポール E.セルージ 著「モダン・コンピューティングの歴史」(ISBN-13: 978-4624000233)よりもだいぶ薄く、特にDECを中心としたミニコンピュータの歴史は無視されているのは残念だ。

ただ、そこまでの詳細を深追いしていくのはこの本の主旨では無いのだろう。

とりあえず中高生が計算機の歴史について俯瞰的に読む読み物としては大変良いのでは無いかと思う。

また、本書とほぼ同主旨で書かれていると思われる本としては、「モダン・コンピューティングの歴史」と同著者による「コンピュータって: 機械式計算機からスマホまで」(ISBN-13: 978-4492762134)があり、翻訳の巧みさもあって、こちらもおすすめである。

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