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書評: プログラマのためのサバイバルマニュアル

プログラマのためのサバイバルマニュアル
プログラマのためのサバイバルマニュアル Josh Carter 長尾 高弘

オライリージャパン 2012-08-22
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New Programmer’s Survival Manualの翻訳。

そう、邦題には大事な”New”が抜けている。

この本は、大学などでコンピュータ科学などを専攻している学生が、企業に就職しプロのプログラマーとして生き残るためのサバイバルマニュアルだ。新米プログラマー向けの指南書であって、古豪の生き残り戦略では全くない。むしろ古豪の域に達しているはずの年齢で、この本で何かを得たとか思ったりしたならだいぶ問題がある。

これから、業界に開発者として就職を希望している学生は必ず読むべきだし、IT企業にかかわらず、開発者ではないにしても企業への就職を考えるのであれば第2部以降を読んでおいて損は無いはずだ。へたな「シューカツ」本を読むよりよほど「企業」や「組織」について勉強できるし、自分が企業や自治体などの就職することが合っている判断にもなるはずだ。就職することがゴールでは無いし、食べていくための方法でも無いはずで、その先の自分自身の人生について少し考えてみるといい。

ということで、この本をIT技術書の棚においておくのは全くふさわしくないので、ぜひ各書店におかれましては「シューカツ」書コーナー平積みの目立つところにおいていただければと思います。

#中堅から古豪にさしかかった皆様におかれましては以下がよろしいんじゃ無いかと思います。ただ、ベタな日本企業だとこれでもあれこれですけど(爆発)

Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略
Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略 Michael Lopp 夏目 大

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いやーでも、邦題でNew抜いちゃだめだよ。間違った人がきっと買ってる。

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