Git-Credential-Manager-for-Windows – Secure Git credential storage for Windows.
情報源: Microsoft/Git-Credential-Manager-for-Windows
長らく動きの無かったGit Credential Manager for Windows(GCM)がCodePlexからGitHubにホスティングを変更し、更新されてきました。
現在はv0.9 Beta1と言う状況です。
基本的にGitのリモートリポジトリにアクセスする際の認証情報をWindowsの資格情報マネージャに保存すること自体に変更はありませんが、機能が以下の点で強化されています。
- Visual Studio OnlineのMulti-factor authenticationに対応
- GitHubの2段階認証に対応
- Visual Studio Online, GitHubのPersonal Access Tokenの作成と使用に対応
- Azure Active Directoryの非対話型認証のサポート
- ビルドエージェント用のオプション
という事で、いろいろ機能追加されています。よく見ると、Visual Studio Onlineのビルドサービスで必要だったんですね的な機能追加ですね。(お察し)
とはいえ、ビルドエージェント用のオプションなどはJenkins等使われている方にも有効じゃないかなと思います。(ビルドエージェント用のオプション設定は上記サイトのREADME.mdを確認してください)
インストール・実行には.NET Framework 4.5.1以上のインストールが必要です。
インストールは上記サイトよりZIPファイルを解凍後、管理者権限のコマンドプロンプトを起動して、解凍先ディレクトリに移動し、install.cmdを実行します。自身でGitインストール先を探して、自身を含めた必要なファイルのコピーを行います。
また、その際HOMEの.gitconfigを書き換えるので気になる人は事前にバックアップを取っておきましょう。
以下はインストール後VSOのリポジトリにpullをかけたときの表示です。一般的なGitのログインUIではなく、VSOに対してAzure ADを使って適切な方式でユーザー認証をしていることがおわかりになるかと。
蛇足
実際にインストールされる先は以下になります。
C:\Program Files\Git\mingw64\libexec\git-core
.gitconfigに追加されるのは以下になります。
[credential]
helper = manager
コメント
[…] コミットログを見る限りそのほかは前のBetaから機能は変わっていないようです。 […]
[…] GCMが正式リリースとなりました。やれることは以下の通。過去記事(その1、その2)も参考にしてください。 […]