ついにというか、やっとというか待望のUTF-8ファイル名に対応したGit for Windows (msysGit)がリリースされました。
ダウンロードは以下になります。
Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.
1.7.10での1.7.9からの変更点は以下の通りです。
New Features
- Comes with Git 1.7.10 plus Windows specific patches.
- UTF-8 file name support.
Bugfixes
- Please refer to the release notes for official Git 1.7.10.
- Clarifications in the installer.
- Console output is now even thread-safer.
- Better support for foreign remotes (Mercurial remotes are disabled for now, due to lack of a Python version that can be compiled within the development environment).
- Git Cheetah no longer writes big log files directly to C:\.
- Development environment: enhancements in the script to make a 64-bit setup.
- Development environment: enhancements to the 64-bit Cheetah build.
今回のビルドからASCII(OEM、日本語版Windowsであれば、Windows_31J(CP932)の文字コード)のファイル名をUTF-8化して保存するように変更されましたが、環境としてのmsysGitとして漢字の取り扱いに関する全ての問題が解決したわけではないので注意が必要です。たとえばGitBashでの漢字入力時の文字化けと行った事まで解決されているわけではありません。
ただ、今回Issue 80として知られていた問題点が対応されたことで、Git ExtensionsのようなGuiツールや、Windowsのコマンドプロンプトから使用する場合にはファイル名に漢字が使われているかどうかをあまり意識せずに使用できるようになりますし、LinuxやMacのユーザーとの共有時の問題も少なくなるはずです。
あとは、TortoiseGitが順調に本ビルドに対応していくことを願っています。
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[…] 。(参照: https://opcdiary.net/?p=6414) […]