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Microsoft, Oracle RFIDに対する戦略の違い

先日のTechEdの最終日にRFIDのセッションを受けたのだが、RFIDに対する取り組みがMSとOracleではずいぶん違うといった印象を受けた。
Oracleが提供しているRFIDソリューション、ミドルウエアがターゲットにしているのは軍事レベルでのロジスティクス、あるいはFedExやUPS、国内で言えば郵政公社、ヤマト運輸や佐川急便のような大手ロジスティクス会社、トヨタ自動車、松下電器といった大手製造業が扱うような大量の物流管理だと思う。
一方Microsoftがターゲットにしているのは、基本的に今のPOSシステムの延長で、流通業や物販をターゲットにしたミドルウェア、ソリューション展開をしているように思う。
そのほか国内では日立製作所がソリューション展開、ミドルウェアの提供、もちろんRFID自体の提供も行っていて、日立製作所自体はOracle、MS両方のターゲットを狙っているようである。
このようにRFIDソリューションと一言で言っても実際の中身はそれぞれ異なっている。時間当たりのトランザクションで見てもOracleとMSのソリューションでは1000倍ぐらい違いそうな気がする。つまりは、RFIDシステムを導入しようとするのであれば、それぞれのよく中身を見て、自分の目的に合った会社と話をしないといけないようだ。
ただ今後成長が見込めるとみんなが思っている分野だし、僕はこれによって、特にRDBMS周りで革命的なことが起こるかもしれないと思っているので、目を離さないで、これからも調べていこうと思う。
参考:
MSDN Canada – MSDN RFID Developer Center
Oracle RFID and Sensor-Based Services – Home Page
HITACHI : トレーサビリティ • RFID ソリューション

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