昨日NPO・IT推進協議会という物が発足しました。発足に当たっては知り合いが発足の記念式典に関係していることもあり、注目しておりました。
マイクロソフト株式会社プレスリリース
NPOの経営力強化に向けたIT活用支援の新施策「NPO・IT推進協議会」を発足
これに関するWeb上でのマスコミ報道ですが、見つかったのは以下のニュースのみ。
マイクロソフト、NEC、松下などがNPO支援のための協議会を発足:ITpro
マイクロソフト、NPOのIT化支援する協議会発足–新規事業開拓も視野 – CNET Japan
主要各紙については少なくともWeb上では華麗にスルーされたかたちで、本来このニュースを伝えたい先にはおそらく伝わっていない状況にあるとおもわれます。NPO関係者の方が多く読まれているであろう朝日新聞にも記事がないのはちょっといかがな物かと思ったりもするわけです。
また上二記事についても、企業とNPOという視点はあっても、人工であるITコミュニティ側の視点について書かれたものはなく、残念な気持ちでいっぱいです。
正直前途多難だし、利害関係者それぞれがかなり大人にならないとずっこけるのは目に見えていますが、ちょっとだけアドバイスすると、まずはそれぞれのニーズの整理からされた方が良くないですかね。それをふまえた上でそのニーズに対して何がそれぞれで提供できるのかきめ、具体的な実行のためのスキーム作りをした上で実行しないと。今はそれぞれの思惑だけで動いてそうで、このままで行くとなにやら感情論と感情的なわだかまりだけが発生して崩壊してしまうんじゃないかと、報道を見ると思ってしまうわけです。
追記9:00
昨日の発足イベントに参加された柳原さんから、いろいろとMixiとIRCで情報をいただきました。
この協議会自体それなりにスキームの骨子ぐらいはできあがった上での発足だと思っていたのですが、実際には現状の参加者の中で「さて、これから何をやっていこうか?」を考える協議会のようです。従って、具体的な目標設定や理念といったもの、実行に移していくためのスキーム、組織作りといったものもすべてこれからということのようです。
したがって、上に書いた私の懸念もやや上滑りなものになっているかと思います。すべてがこれからなのであれば、実現可能なところから実績を積み重ねていただければと思います。
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