今までクラウドコンピューティングのデータストアはKVSが本命でリレーショナルデータベースなんてスケールアウトできなくて、パフォーマンスも出ないからステステとさんざん言われ続けてきたわけですが。。。
SQL Data Services Team Blog : The no spin details on the new SDS features
この記事ではKVS何それ? クラウドだろうとなんだろうと、うちらあくまでもリレーショナルデータベース屋ですから、お客さんに提供するのはリレーショナルデータベースすよ。そんなSQL Data Servicesチームの心意気が伝わってきます。
まぁようはCloud町内でけんかを売り始めたわけです。
しかしこの記事読みながら、次のようなことを考えていると
- クラウドのデータベースにT-SQLでクエリ。
- クラウドのデータベースにMSアクセスからODBC経由で接続
- クラウドのデータベースに対してインデックスチューニング
- クラウドのデータベースなのにストアードプロシージャ
- クラウドのデータベースなのにビュー
- クラウドのデータベースなのにクエリ結果がレコードセット
もうね、にやにやしてきましたよ。
完全にSQL Data ServicesチームがCloud町内に燃料投下した状態なので、これからの展開もまた楽しみです。
ああSQL Server勉強してきて良かった!と取り合えず書いておこう。
コメント
なんか国内外問わず、ものすごく混乱してるようで。(;^ω^)
1. SDSがrelational化すること自体は、PDC 2008の時点できちんと予告されてる。
ttp://channel9.msdn.com/pdc2008/BB14/
2. 寝耳に水なのは、互換性なしの変更。(REST/SOAPインターフェイスとACEモデルの廃止。)
でも、まあCTPなんだし。w
3. key-valueモデル(というかdocument-oriented DB)は、Azure Table Storageに一本化される。
両者の違いがはっきりしてよかったね、という話。
4. EC2 + Oracle/DB2/SQL Serverへの対抗と思われる。
実際、この決定で救われる人多数でしょう。
5. commodity clusterでスケールするの?
あまり期待はできません。(´・ω・`)
詳しい情報は、今のところこのレベルまでしかありません。
ttp://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd557595.aspx