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いまを生きるカント倫理学 (集英社新書) 感想

いまを生きるカント倫理学 (集英社新書)
いまを生きるカント倫理学 (集英社新書)

今、日本国と日本人にかけているものがあるとすれば、真っ先に上げるべきは倫理であると言える。日本人にはどうも近代における倫理がインストールされていないようだ。成田悠輔なる人物の言動がよく表している。彼のように著しく倫理に悖る人間が公共で発言し、且つ政府委員として公共政策に関わるなど、彼個人が倫理に悖るだけでなく、日本国の社会全体が倫理を欠いている。これは本著の中でも取り上げられているが、日本の学校教育の中で、倫理についての教育が成されていないことが非常に大きい。「道徳」と名のついた教化はあるが、実際には愛国教育(それも間違った形の)であり、倫理は教えていないのである。これでは日本人には倫理はインストールされない。ただ、遅くはないので、まずは本書を手に取って近代的な倫理とは何であるのかを理解することから始めるのが良いのではないか。また中学、高校生ぐらいのお子さんをお持ちのかたは、本書をもとにお子さんと倫理について話し合われることをおすすめしたい。

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