再び水冷化の流れか?

スイスで導入されるIBMのスパコンは水冷となるらしい。

エコなスパコン『Aquasar』:水冷式で消費電力を4割削減 | WIRED VISION

かつてというか90年代の初め頃、大型メインフレームやスーパーコンピューターは素子レベルでのスイッチング時間をできるだけ早くするために消費電流の小さいCOMSではなく、電気を食い、それ故発熱の多いバイポーラトランジスタのLSIをプロセッサに使用していた。このため、経済的なところを含めて通常の空冷装置(ようはクーラー)ではもはや廃熱が追いつかなくなってしまったので、水冷化したことがある。ただこれは計算機を動かすための補機が多くなり、工事費用も多くなたため、設備投資も過大になってしまい評判がよくなかった。それ故、IBMがSystem 390からプロセッサをCOMS化し、空冷装置に再び戻すと言うことがあり、それが現在まで続いている。

しかしながら、プロセッサのクロックがあがり、トランジスタが増えてくるともはやCOMSでも空冷では追いつかなくなってきており、水冷(液冷)にまた移行しつつあるような気がするし、最近流行のコンテナデータセンターも、素子を直接水冷することはないもののコンテナ自体の熱交換には水を使用している事もあるし、熱交換の媒体として確実に水が見直されているように思う。

ただそうやって水を消費していくことがエコかどうかは知らない。単純にCO2を出さなければ何をやってもエコロジーなんだろうか。(今回のチューリッヒではちゃんと別の用途に熱交換するようだけど)

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