書評 : 新説東京地下要塞

明治から大正期に帝都防衛のために作られた軍用の地下道、その後政治の思惑、利権争い、太平洋戦争時の本土防衛のための地下壕の増設、それらの結果国民のあずかり知らないところで多数の地下通路、地下鉄が作られ、戦後一部は市民が利用できる地下鉄となったものの今でもその多くが国家により秘密裏に維持されているとしたら。

著者の妄想なのか、それとも真実なのか。

ただこれは真実ではないかと思える説得力が東京という街にあるような気もするのだ。

そう言えば、007に登場する日本の秘密情報機関の長であったタイガー田中は東京の地下鉄を専用列車で縦横無尽に走り回るという設定だった事をこの本を読んで思い出した。イアン・フレミングは実際にイギリスのスパイとして活躍し、作家となった後も諜報機関とつきあいがあった出会っただろうから、東京の秘密の地下鉄についてもよく知っていたのかもしれない。

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